H1N1!
2009/5/23 18:15 - 米疾病対策センター(CDC)は22日、H1N1型の新型インフルエンザに関わる詳細な追跡調査結果を発表。新型インフルエンザは最近になってから発生したものではなく、既に数年前から蔓延していた可能性が高いとする独自の調査結果を発表した。
今回の調査報告書は、CDCインフルエンザ対策部門のナンシー・コックス(Nancy Cox)博士を中心とする研究グループが米国、メキシコから採種されたサンプルの遺伝子解析を進めた結果、明らかとなったもので、DNA解析の結果によると、新型ウィルスのDNAにはヒト、ブタ、トリの遺伝子が混在して含まれていることなども判明したとしている。
その上で新ウィルスは遺伝子的には「混在の混在(mixture of mixtures)」型であるところに特徴があり、1998年に流行したトリインフルエンザで初めて確認されたヒト、ブタ、トリの3種類の宿主から異なる核酸を得る「合併結合変異ウイルス(triple reassortant virus)」であることが判ったとも述べている。
しかし、研究グループではこうした特異なウィルスがなぜメキシコで発生したかについてはまだ仮説の範囲内に止まると述べ、断定は避けた
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